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在学生の声

在学生の声

インクルーシブ教育の研究を進め、
子どもたちの心の負担を軽減することで、教育界に貢献したいと思っています。
 

呉 文慧さん

研究テーマは、「インクルーシブ教育」です。

 

人間学研究科 子ども人間学専攻 修士課程2年
呉 文慧 さん (Kure Bunkei)
出身大学:慶應義塾大学

大学では文学を専攻。現在は通信制高等学校と中学校のフリースクールで教諭を務めています。あるとき、著書「状況に埋め込まれた学習」のあとがきを
読んでいると学習とは、アイデンティティ形成であり、学習と呼ばれていてもアイデンティティ形成を成していないものは、学習ではないとの一節に出会いました。例えば、私は数学が苦手で内容が全く身につかず、アイデンティティ形成にも影響を受けなかったのですが、これは先の話によると学習ではなかったということになります。本の内容はもちろん、この考え方に感銘を受け、勢いで書き手である佐伯先生に直接連絡をとってしまったほどです。その後、先生の下でもっと学びたいと思い、田園調布学園大学大学院で学ぶことを決めました。大学院の教育に対する考え方が「学問中心主義」ではなく、私が関心を持っている「子ども中心主義」であったことも決め手の1つです。
大学院はもちろん佐伯先生だけでなく、素晴らしい先生方がいらっしゃいますし、授業はどれも刺激に満ちています。特に生田先生の「徒弟制と学校制の学びの違い」の話は強く印象に残っています。師匠に弟子入りした場合は、自分で考えて師匠から教わろうとすることが多いため、能動的な姿勢が身につきやすい。一方、学校では先生から教わることをただこなすだけという受動的な学びとなってしまいます。同じ「学ぶ」でもずいぶんと違う印象です。教育の奥の深さと面白さを再認識した授業でした。
また、日々の学びの中では疑問点や不明点があればすぐに質問することを大切にしています。少人数のため先生との距離が近く、何でもすぐに質問できる環境は非常に贅沢に感じます。生田先生は、現在学長であるため、ときには学長室で話を聞かせていただけることもあるくらいです。現在は研究テーマに「インクルーシブ教育」を掲げています。アメリカでの事例を分析し、どうすれば日本でうまく取り入れられるかを研究する日々です。これを進めていくことで、将来はさまざまな子どもの心の負担を軽減し、不登校の子どもを減らしたいという夢を持っています。今の子どもは総じて自己肯定感が低いようです。そんな現状を作り出してしまったのも、教育の責任が大きいと思います。この先、研究者としてか、教員としてかはまだ決めかねていますが、いずれの立場からでも、少しでも教育界に貢献できれば幸いです。

 
瀬川 千津子さん

芸術や自然、文学など多彩な分野に触れることで得た感動を、
子どもたちに伝えることで、子どもの成長を促すのが目標です。

 

人間学研究科 子ども人間学専攻 修士課程2年
一柳 翔平 さん (Ichiyanagi Shohei)
保育園勤務

田園調布学園大学子ども未来学部を卒業後、保育士として保育園に入職し、今年で6年目になります。これまで0・1・2歳児の保育を担当し、今年から3歳児のクラス担任を務めていますが、時折「自分には子どもたちを惹きつける引き出しが少ないのではないか」と感じたり、研修などに参加するたびに、もっと勉強する必要があると考えていたところ、大学時代の恩師の勧めもあり、大学院に入学しました。ただし、勤務シフトの事情から「長期履修制度」を利用して無理なく学ぶことにしました。
私は学部時代のゼミで「子どもと造形表現」を研究しており、大学院でもそれを軸にしながら自分の幅をさらに広げたいと思っています。大学院では、芸術、自然、哲学、文学など多彩な分野を学べることから、研究を通して造形について深く考え、これを基に子どもたちを惹きつける多くの引き出しを発見できればと期待しています。広い視野を身につけて自分が感動したことを子どもたちに素直に伝えながら、自分自身も子どもたちと一緒に成長していきたいと考えています。

 
瀬川 千津子さん

さまざまな方の意見を聞くことで、
自分の考えにしっかりと向き合える貴重な時間ができました。

 

人間学研究科 子ども人間学専攻 修士課程1年
鶴瀬 友理 さん (Tsuruse Yuri)
保育園勤務

「幼稚園の方針だからと、言われたことをそのままこなすだけの仕事でいいのか。これが本当に子どものためになっているのか」。幼稚園教諭になって数年の私は、そんなモヤモヤを解消すべく、大学院で学び直したいと考えるように。働きながら夜間で学べること、大学で卒論を書く際に参考にしていた文献の著者である佐伯先生や共著者である髙嶋先生がいらっしゃったことなどから、田園調布学園大学大学院を選びました。「子どもを人間としてみる」という考え方に強く共感したことも、本大学院を選んだ大きな理由の1つです。
私が大学院で特に研究したいテーマは「子どものごっこ遊びについて」です。ごっこ遊びには、その子の人間らしさを構築するという非常に重要な役割があると考えています。子どもが「何か」になりたいと憧れる、それになることは満足感や自信、自己肯定感を生み出す、ひいてはその子らしさにつながるという流れがあるのです。このテーマは本院の「子どもを人間としてみる」の考え方にも通じているため、より見識を深められると期待しています。
保育に関する知識や考え方を多様に身につけていくため、大学院では常に自分の意見を持ち、それをアウトプットすることを心掛けています。同級生の年齢層は20~70代と非常に幅広く、それぞれの職種や経験もバラバラ。そんな人たちから毎度さまざまな意見がいただけるため、自分の考えを客観視することができるのです。私からすれば人生の先輩ばかりで、日常会話からでさえ学ぶことは多いと感じています。私が大学院に通って一番良かったと思うことは、こうして自分の考えとしっかり向き合うことのできる時間がとれたことだと思います。
将来的には、より良い保育観を現場に伝えていくことで、保育者の充足感や魅力を高められる存在になりたいと考えています。実際、私のように現場でモヤモヤを抱えている人は多いはずです。そうした人たちにもっと横のつながりを持ち、悩みや考えを共有できるコミュニティのような仕組みを作ることも目標の1つになっています。保育の仕事は本来、子どもの成長を間近で感じられる非常に魅力的な職業です。社会的にも地位を低く見られがちな保育の仕事に、もっと誇りを持てる時代が訪れるよう、私なりに今できることを精一杯やっていこうと思います。