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2024.11.20

吉國准教授が監修及び執筆を務めた著作、『ヴィゴツキーの「発達の最近接領域」と教育実践-幼児から大学生までの発達-』が刊行されました


 吉國陽一先生(子ども未来学科准教授)が監修及び執筆を務めた著作、『ヴィゴツキーの「発達の最近接領域」と教育実践-幼児から大学生までの発達-』が三学出版より刊行されました。
本書には本学大学院子ども人間学研究科を修了された鈴木寛子さん(お茶の水女子大学こども園所属)も幼児期・就学前の教育実践を紹介する章を執筆しています。

以下は吉國先生による本書の紹介文です。


 本書は旧ソ連の心理学者であるレフ・ヴィゴツキーの理論と幼児期から大学生に至る各年齢段階の現場の教育実践を繋ぐことを企図しています。
 ヴィゴツキーは37歳という若さで死去しました。それにもかかわらず、その豊かな才能と同時代のあらゆる学問から学ぶ柔軟な姿勢により、教育心理学をはじめとして現在に至るまで参照される数々の重要な知見を残しています。
 ヴィゴツキーは研究において物事を「あらゆる連関の中で認識する」ことを追求しました。そんな彼の理論の立場から見ると、子どもの幼児期における育ちも、大学生の学びも人間の発達を構成する連関の中でしっかりと結びついているのです。「幼児から大学生までの発達」をつなぐという本書の着想はまさにヴィゴツキー理論の賜物です。
 本書はヴィゴツキー理論という共通の関心の下に執筆陣である教育の研究者と実践者が学び合い、それぞれの専門性を高め合ってきた軌跡にもなっています。本書をお読みいただいた方がどのような立場の方であれ、ヴィゴツキー理論を通して教育における理論と実践の対話に参加するきっかけとなってくれることを願っています。

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