「現場」で学ぶ機会が多く、地域と連携したプロジェクトや日常的に学生が地域の方と触れ合う「DCU子どもひろば:みらい」などの拠点を運営。ひとつひとつの交流を通して、人びとの多様性を肌感覚で学べ、学生は「どうすれば相手を幸せにできるのか」を見いだしていきます。
社会福祉学科社会福祉専攻の和ゼミの学生は、津久井やまゆり園がある地域発祥の「津久井在来大豆」を大学敷地内にある畑で生活介護事業所「カフェ・タイム」の利用者の皆さんと育てました。栽培した枝豆を地元ワイナリーのイベントで障がい者の方たちと販売し、今後は栽培した大豆を使ってパティシエのご指導のもと障がい者の皆さんと美味しいスイーツを作る予定です。
川崎フロンターレがホームスタジアムであるUvanceとどろきスタジアム by Fujitsu で試合を行う際に一時保育を行う「託児所」が開室され、今年で20年目です。保育士の見守りの元、学生は子供とのかかわり方を考え、保育の実践力を身につけていきます。リピーターが非常に多く、子育て支援として地域貢献の役割も担っています。
キャンパスのある川崎市麻生区では区内の「美化と安全な街づくり」をめざし、区民(自治会、企業、一般参加者など)と協同で「落書き消し」の活動が行われています。人間科学部心理学科の長岡ゼミの3年生が「あさお落書き消し隊」(地域課題対応事業)に参加し、地域の方々と一緒に社会教育活動に取り組みました。
地域の子育て世代の親子のニーズに応えた「DCU子どもひろば:みらい」。木製のおもちゃなども用意された明るい光が差し込むあそび場では、保育スタッフ(保育士資格を持つ卒業生)や学生が親子とかかわり、専門知識をもった教員を加えて、0歳から未就学のお子さんとその保護者を受け入れています。
「乳幼児の育ちにとって望ましい環境を整え、心身の発達を支えるとともに、保護者に対する子育ての支援を行うこと」が目的です。大学と緊密に連携をはかり、常により良い教育・保育のあり方を研究し、実践していくことが掲げられており、子ども教育学科*と教育・研究の交流を充実させています。
*2025年4月の子ども未来学科から改組認可申請中。現時点での予定であり、内容に変更があり得ます。
共生社会学科の新井ゼミではボランティアサークル「Bonds」とともに、「NPO法人フュージョンコムかながわ・県肢体不自由児協会」が実施する訪問カレッジの支援をしています。訪問カレッジは障害が重く在宅を余儀なくされている特別支援学校卒業生が自宅で生涯学習の支援を受けるというものです。障害の重い人とのかかわり方を体験を通して学べ、暮らしについても知ることができます。