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子ども教育学科(子ども未来学科)

2024.09.09

2022年度子ども未来学部卒業生状況アンケート調査を実施しました。


2022年度子ども未来学部卒業生(2023年入職・入社)状況アンケート報告書(2024年9月9日)
田園調布学園大学 学生生活・進路支援課


1.卒業生及び就職先からの意見聴取調査アンケート実施概要
・調査時期:
2024年7月6日(土)~2024年8月18日(日)

・対象者 :
2022年度 子ども未来学部卒業生(住所判明者)87人
2023年  入職先・就職先(非正規採用を含む) 65団体・企業等

・回答方法:
10の設問、「4者択一」方式
卒業生、団体・企業等共に無記名による回答

2.アンケートの目的
 子ども未来学部卒業生が大学在学中に身につけた能力(「知識・技能」「思考力」「コミュニケーション力」「意欲・姿勢」「問題解決力」)が、卒業後、どの程度身についているのか、また、ファーストステージの就職先において、その力がどのように評価されているのかを調査する。
 今回のアンケート結果については、本学の就職指導等の改善に活用し、さらに本学ホームページを通じて公表する。

3.アンケート分析
 アンケートは、回答しやすさを考慮して項目ごとに選択肢から選択する方式にした。
肯定側に「身についていた」と「やや身についていた」、否定側に「あまり身についていなかった」と「身についていなかった」で構成されている。
 アンケートの各項目の回答結果において、肯定的・否定的な回答の割合を集計した結果が、A表である。
 今回、全体的な結果としては卒業生、就職先双方から肯定的な回答が多かった。特徴的な結果として、コミュニケーション力における「自分の考えを表現することができる」に関して卒業生が89%、就職先が93%であり、共に高い比率で肯定的な回答であった。
次に卒業生については、思考力における「物事に対して問いをもつ姿勢がある」に関して、89%が肯定的な回答であった。また、意欲・姿勢における「感情のコントロールができる」という設問については、27%が否定的な回答であった。
就職先からの評価としては、ほとんどの項目で80%以上の肯定的な回答を得た。コミュニケーション力における「他者との意見交換ができる」という設問においては、89%の肯定的な評価を得た。一方で問題解決能力における「問題解決に向けて計画的に行動することができる」の設問に対しては、25%が否定的な回答であった。

4.総評
 卒業生と就職先双方から「知識・技能」「思考力」「コミュニケーション力」「意欲・姿勢」「問題解決力」に関するアンケート調査を実施した。
 全体的な結果としては卒業生、就職先双方から肯定的な回答が多かった。これは、子ども未来学部の4年間における一定の学修効果と推察できる。また、子ども未来学部「キャリア支援プログラム」の教育的効果も少なからず良い結果を生じさせている可能性を感じる。
 今回の調査によって、コミュニケーション力の「自分の考えを表現することができる」と「他者と意見交換ができる」に関して、卒業生と就職先が共に高い比率で肯定的な回答であった。また、問題解決能力における「問題を解決する方法を考えることができる」については、卒業生と就職先が共に高い比率で肯定的な回答(卒業生88%、就職先86%)であったものの、「問題解決に向けて計画的に行動することができる」の設問については、肯定的な回答が減少していることが示された(卒業生77%、就職先75%)。
 今後、学生に対して問題解決に向けて計画的に「行動する」ことを身につけさせることが課題である。子ども未来学部においては、2021年度から低年次(1年次、2年次)におけるキャリア教育に注力している。今回のアンケート結果を踏まえ、改善すべき点をキャリア教育等に組み込む予定である。
アンケート結果

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