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心理学科

2024.07.11

授業風景


 今回も,社会福祉専攻の1学生を対象にした「心理学」でのコメントを紹介します。「知能と思考」について講義した後の学生さんたちのコメントです。面白いコメントが他にもたくさんありますが,抜粋して紹介します。

 100名が受講している授業ですが,同じ講義を聞いた後のコメントがこれほど多様であることは「思考」の違いを反映しており大変面白いと思っております。

科目担当 五島
青木ひめか

 まず、心理学ではふわっとしたままにせず,言語的にも科学的にも証明し明らかにとするところが面白いと思いました。以前からIQなど知能を示すものをどうやって数字にしているのか、それは正確なのかとても気になっていました。しかし、考え事をする時の脳のエネルギーの使い方など数値化できるものもあるということに気付くことが出来ました。

 極端に知能が高い人の頭の中を覗いてみたいと思うことがあるので、何かしらの技術で「他人」を経験できるようになったら面白いと思いました。


飯田

 今回の講義で、創造的思考には4つの段階があることを学びました。問題に対し、過去の経験や知識を使う準備の段階。問題解決には必要のない行動をしているが、無意識にアイディアを温めている段階。そして、突然訪れ解決をする開発の段階、解決法が正しいことを確かめる検証の段階の4つです。

 レポートなどの課題が進まなくなった時,課題から離れているとき、ふとした瞬間に課題の解答がひらめくことがよくありました。一時的に諦め、他のことをすることで、温めの段階が作られていたのかと講義を聞いていて思いました。


井上 優愛

 機能的固着について知り、私は機能的固着が強いから、ろうそく問題のような頭を柔らかくして考える問題に弱いんだなと分かりました。ガードナーの8つの知能の説明を聞いて、ネットにあるガードナーの研究に基づいた多重知能テストを行ってみました。その結果、音楽・リズム的知能が1番高く、倫理・数学的知能が1番低い結果となりました。

 その多重知能テストは,複数の言語で利用可能になっていたので,例えば,日本人に特有の高い知能や低い知能があるのか知りたいと思いました。


植野 彩琶

 今回の授業では、今まで生きてきて漠然と感じてきたことについて説明がされていたことに驚きました。また、自分自身でも創造性がないと感じていたため、創造性なプロセスを強力にする方法を試してみようと思いました。


岡部 樹
 
 今回の授業で一般的に才能と言われるものも知能の一部だと理解しました。今まで専門用語は知りませんでしたが、勉強と自分の長所は直結していないと感じていました。

 私は人と話すことが好きなのですが、学校で会話を学ぶ教科などありませんでした。改めて、大学で福祉関係を学びこの「好き」を仕事にできると感じました。

 そして感情の成長には瞑想などの何もしない時間が大事だと知り、常にゲームなどに夢中になっていると感情の成長に影響することを学びました。感情の成長が妨げられると,情動への対処能力が低下することに繋がるのではないかと考えます。 

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