今年度は9題の卒業研究の発表がありました。昨年度よりも少なかったのですが，テーマは多種多様で社会福祉の領域が広いことがうかがわれる聞きごたえのある発表会でした。社会福祉は実践科学です。今回の発表では，これから働くであろう福祉の現場を大切にする視点が盛り込まれていて，頼もしい気持ちになりました。4年生の皆さん、お疲れさまでした。

9題のテーマは以下の通りです。
「強度行動障害者が入居する施設から退所を減らすための研究―支援者側の援助技術の援助を基盤として―」
「日本のヤングケアラーへの支援の取り組みと課題について―各自治体の支援の状況から見えてきたもの―」
「障がい者施設における高齢化問題に関する研究—共生型サービスの実効性に着目して―」
「高齢者デイサービスにおける介護レクリエーションのコストと効果性の比較研究―効果的かつ効率的なレクリエーションの実施に向けて」
「障害者差別の感じ方の揺らぎの研究—健常者が感じる障害者の揺らぎについて―」
「障がい者の音に対する変化」についての研究
「身体障害者補助犬に関する多職種連携における社会福祉士の役割―具体的な介入、仲介方法について―」
「医療ソーシャルワーカーの役割と専門性―医療機関機能別MSWへのインタビューより―」
「若者の孤独の理解と思考の違いについての研究—本学における『若者の孤独の理解や思考の違いについて』の調査を通して」