今回の学生交流プログラムでは、お正月飾り（しめ縄作り）に挑戦しました。講師を務めてくださったのは、本学の大学院生の宮里さんです。宮里さんの丁寧な指導のもと、日本の伝統文化に触れながら、しめ縄作りの奥深さを体験しました。

　まずしめ縄の由来や、そこに込められた意味、そして様々な飾り付けに関する解説から始まりました。しめ縄が単なる装飾ではなく、新年を迎えるにあたって神聖な場を示し、邪気を払うための結界としての役割を持つこと、そしてそれぞれの飾りに込められた縁起の良い意味などを学ぶことできました。

　そして、しめ縄作りがスタート。用意された材料は、伝統的な金銀紅白の水引や南天の実、稲穂などから、造花やドライフラワーまで、実に多種多様。参加者は、思い思いの飾りを選び、自分だけのオリジナルしめ縄を丁寧に作り上げていきました。完成したしめ縄は、どれも個性的で、新年への希望や願いが込められた、世界に一つだけの作品となりました。
　
　参加者からは、「しめ縄作りを通して日本の伝統文化の奥深さを知ることができた」「飾り付けの意味を知ることで、より一層しめ縄への愛着が湧いた」「豊富な材料の中から自由に飾り付けをする作業が楽しかった」「普段の生活ではなかなかできない貴重な体験で、良い気分転換になった」など、多くの感想が寄せられました。日本の伝統や文化への理解を深める、貴重な機会となりました。