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共生社会学科

竹澤 伸一 教授

 幼稚園、小学校、中学校、高等学校、大学、大学院、そして通信制サポート校、フリースクールと、あらゆる教育現場に身を置いてきました。教え子と呼べる存在は数万人に達します。特に中学校でエコ活動を共にした1186名とは、今でも濃密な関係を築き、卒業後の人生を追いかけています。教育は学校で終わるものではなく、ライフヒストリーの中で捉え直すべきだという持論を持っています。大学での職務は主に教員養成ですが、この困難な世相にあって教員を目指そうとする学生は「国の宝」です。「宝物」に日々接するという気概で職務を全う
していきます。

主な担当科目

社会科教育法・社会科指導法、教育課程論他。

研究テーマ

①社会科環境学習で育った生徒のライフヒストリーの研究。
②ショートケースメソッドを活用したアクティブラーニングの研究。
③「こども食堂」に集う親子を通して検証する「こどもの貧困」の研究。
④Black化する学校現場の真の原因を追究する研究。等。

著書・論文

〈著書〉
①再発見「本物の」アクティブラーニング(文芸社、2018年)〔単著〕
②新版 テキストブック公民教育(第一学習社、2020年)〔分担執筆〕他
〈論文〉
①「社会科環境学習」が創造する「ライフヒストリー(人生史)」の研究―公民的資質育成に資する「社会貢献科」開発を展望して―千葉大学大学院人文社会科学研究科提出博士学位論文(2016年)〔単著〕
②大学生のキャリア形成につながる経済教育、日本経済教育学会編『経済教育』第39号(2020年)〔単著〕
③子どもの学び、その成長をライフヒストリーからとらえる意味―社会科環境学習を共有した「こどもエコクラブ卒業生」の現在の語りから―、日本社会科教育学会編『社会科教育研究』第141号(2020年)〔単著〕
④ビジネス系大学のキャリア研究を中学校のキャリア教育に活かす方策、日本経済教育学会編『経済教育』第40号(2021年)〔単著〕
⑤ビジネス系大学の学部生による企業等の社会貢献の研究成果を小・中学校の現場で活かす方策、日本経済教育学会編『経済教育』第41号(2022年)〔単著〕
⑥こども食堂運営につなげる大学発地域活性・地産地消プロジェクト構想、日本経済教育学会編『経済教育』第42号(2023年)〔単著〕
⑦大学発地域活性・地産地消プロジェクトの深化と広がり―こども食堂を舞台に―、日本経済教育学会編『経済教育』第43号(2024年)〔単著〕他

学位・資格・職歴

(学位)博士(学術)〔千葉大学/2016年〕

(資格)中学校教諭専修免許(社会科)/高等学校教諭専修免許(地理歴史科・公民科)

(職歴)
 私立高校、千葉県公立中学校勤務(教育委員会、大学院長期研修生含む)を経て、名古屋商科大学コミュニケーション学部・名古屋産業大学現代ビジネス学部・愛知学泉大学家政学部にて教職課程・キャリア教育担当教授を歴任。通信制サポート校等勤務を経て2025年度から現職。

社会活動

 公立中学校在職時から現在にかけて環境省後援「こどもエコクラブ」のサポーターを務める。また中学校在勤市が公募した「環境市民会議」の議員としても活動する。一方、剣道の地区連盟の理事を務め、近年は「こども食堂」のスタッフとしても活動している。