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心理学科

櫻井 優太 准教授

我々は日常の生活の中で、怒り、悲しみ、恐れ、不安、緊張、興奮、喜びなど様々な感情を抱きます。強い感情が生じた時には心臓の鼓動が速くなったり、冷や汗をかいたりします。このように「心」は「身体」に影響を与えます。しかし、運動すると気分がすっきりしたり、風邪をひいたときは気分的にも落ち込んだりするなど、身体が心に影響を与えることもあります。私は、このような興味深い心身の関係性を研究しています。学生の皆さんと様々な対話をしながら、生理心理学や感情心理学の面白さを伝えていきたいと思っています。

主な担当科目

神経・生理心理学 感情・人格心理学 

研究テーマ

・感情が生じるプロセスの研究
・感情の主観的体験と、自律神経反応の関連性の研究
・生理反応を測定する安価な電子回路の開発

著書・論文

・「ジョイスティックを用いた感情リアルタイム評定法の作成と妥当性の検討」(共著 感情心理学研究,2008年,16巻,87-96.)
・「感情リアルタイム評定の実施が感情価に及ぼす影響」(共著 感情心理学研究,2012年,19巻,35-39.)
・「感情体験と自律神経反応の時系列的関連性」(共著 愛知淑徳大学論集 心理学部篇,2013年,3巻,47-56.)
・「皮膚コンダクタンスを測定する安価な回路の設計と虚偽検出実験への応用」(愛知淑徳大学論集 心理学部篇,2017年,7巻,27-38.)
・「内受容感覚の鋭敏さの違いが感情体験の強度および心拍変動と感情体験との相関性に及ぼす影響」(共著 愛知淑徳大学論集 心理学部篇,2017年,7巻,17-25.)
・「内受容感覚の鋭敏さを測定する課題に関する検討」(共著 愛知淑徳大学論集 心理学部篇,2018年,8巻,13-17.)
・「安価な規準化脈波容積(normalized pulse volume)測定装置の設計」(田園調布学園大学紀要,2019年,14号,113-123.)
・「指尖皮膚温測定装置の設計・製作と,暗算課題ストレス負荷時の皮膚温変動について」 (共著 田園調布学園大学紀要,2022年,17号,85-94 .)  他

学位・資格・職歴

学位:博士(心理学)愛知淑徳大学心理学研究科
資格:基本情報技術者
職歴:愛知淑徳大学心理学部心理学科講師、中京大学心理学部非常勤講師、愛知学院大学心身科学部非常勤講師、東海学園大学心理学部非常勤講師などを経て、現職。

社会活動

所属学会:日本心理学会、日本生理心理学会、日本感情心理学会、東海心理学会