渡邉 由己 教授
心理学は非常に間口の広い学問領域です。ある意味、人間の関係するところ“どこでもクビを突っ込む”学問であると感じます。それ故に「いろんな実践と研究が出来る」と同時に、「自分のしたいことが絞れない」ことで悩む学生も多く見てきました。したがって、まずはこの課題を乗り越えることが心理学を学ぶ大きな関門です。しかしながらこの課題は、これからどのように人生を展開させていくのかという青年期の課題と類似するものでもあります。まずは心理学でこの課題を乗り越え、個人で、組織で、そして福祉の世界で活躍するための自信に変えていきましょう。
主な担当科目
・社会・集団・家族心理学
・老年心理学
・コミュニティ心理学
研究テーマ
多職種チーム・ケアにおける心理職の役割 コミュニティ心理学的発想に立った心理臨床
著書・論文
伊東眞里・大島 剛・金山健一・渡邉由己(共著)「読んでわかる臨床心理学」 サイエンス社,2021年
久田 満・丹羽郁夫(編) コミュニティ心理学シリーズ第2巻「コンサルテーションとコラボレーション」(分担執筆 金子書房,2022年
「臨床心理学入門事典(現代のエスプリ別冊)」(分担執筆 至文堂,2006年)
論文:「介護老人保健施設における心理コンサルテーションの役割-多職種チーム・ケアに注目した事例研究-」コミュニティ心理学研究第7巻第2号(単著,2004年)
「大学生の孫による、祖父母との関わりに関する研究」吉備国際大学社会福祉学部研究紀要第13号(単著,2008年)
「UPIの特徴から見た、大学新入生の精神的健康に関する研究」吉備国際大学臨床心理相談研究所紀要第8号(共著,2011年)
学位・資格・職歴
学位:修士(教育学)名古屋大学
資格:公認心理師、臨床心理士
職歴:愛知県津島児童相談所非常勤心理判定員、医療法人桂名会非常勤心理士、吉備国際大学心理学部心理学科および吉備国際大学大学院心理学研究科教授、吉備国際大学臨床心理相談研究所心理相談室長、吉備国際大学心理・発達総合研究センター長等を経て現職。
社会活動
岡山大学医学部客員研究員(脳神経外科)、岡山県備北保健所思春期ひきこもり相談員、岡山県高梁市いじめ問題対策連絡協議会委員長など