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心理学科

Student Interview

黒田 隼希さん(東京都・私立和光高等学校出身)
人間科学部 心理学科 3年

黒田 隼希

入学した理由
技術発展に伴い、AIに仕事を奪われるなどのニュースを耳にし、「AIにできない仕事とは何か?」と考えるように。人のこころは、AIには理解できない分野だと思い、心理学を学ぶことを決めました。新設の学部ということで、新しいことにもチャレンジできる環境も魅力に感じました。学生数も学部で40名ほどと少人数なため、先生との距離が近く、質問もすぐにできる環境は学びの場として最適だと思います。

印象に残った学び
基本的に心理学の科目は覚えることも多く、課題のレポート提出も多いため、勉強は大変です。しかし、「心理学実験」の授業では実際に自分たちで実験し、データを収集し分析するなど、体験型の学修で楽しくもあります。現在は、所属している渡邉ゼミナールでゼミナール論文のテーマを思案中です。研究したいテーマはじゃんけんにまつわる説得的コミュニケーションと決めてはいるのですが、どういった方向で研究していけば良いのか、先生にご指導いただきながら考えている段階です。

将来の目標
将来は直接的に心理学専門の職業ではありませんが、自分が興味をもった業界、職種に就きたいと考えています。アルバイト先の先輩からの影響で、不動産業界、もしくは祖父の住む石川県に対する思いが強いため、地域の方とより密接にかかわる地方銀行などを考えています。どちらも営業業務が必要となるので、学んだ心理学を生かして、人とかかわりながら仕事ができればと思います。

渡邉 由己教授
[担当科目]コミュニティ心理学、社会・集団・家族心理学 など
学生との関係:専門演習担当教員

渡邉 由己

自分の興味や関心を意識して活動する姿に成長を感じる
ゼミナールのテーマは「高齢者の心理支援」ですが、テーマにとらわれず学生の興味に沿って進めています。将来的な展望も含めて、学生自身がどうしたいのか、どうなりたいのかを意識させ、そこからいまどうすべきかを考えてもらうような働きかけをこころがけています。3年次から黒田さんと接する機会が増え、アルバイトに真剣に取り組む姿や就職活動に早くから動き出そうとしていることなどを知り、自分の興味や関心を意識して、しっかり活動している学生だという印象が強くなりました。1年次と比べて、「自分はこうしたい」という意志を持ち行動に移す姿を頼もしく感じています。

餅田 晃大さん(神奈川県立川崎北高等学校出身)
人間科学部 心理学科 2年

餅田 晃大

入学した理由
高校時代、田園調布学園大学の先生の模擬授業で受けた心理テストがとても興味深く印象に残りました。もともと、人のこころを知ることやストレスの軽減がはかれる心理学に興味があったため、人間科学部を選択しました。田園調布学園大学は複数の学科コースがあり、選択肢の広さも魅力でした。実際に大学で心理学を学ぶようになり、それまでは自分を軸に生まれていた興味が、興味の視点が他者へ向けられるようになり、心理学を生かし人びとを支援するにはどうすればいいのかを考えるようになりました。

印象に残った学び
心理学はレポート提出や課題が多いと感じます。「心理学実験」の授業では、考察や実験方法、実験結果について、実験ごとにレポートをまとめて提出。最初はかなり戸惑いましたが、先生方にご指導いただき、いまではレポート作成にも慣れてきました。「生涯学習概論」の授業では、世界の貧困の現状を学び、社会問題にも意識が向くようになったことで、地域のコーディネータ-として地域課題に取り組む、社会教育士の仕事に興味を持つようになりました。

将来の目標
まずは社会教育士の取得をめざし、社会教育に関する全科目の習得を目標にしています。4年次には社会教育士の実習もあるため、参加するのがいまから楽しみです。私たちの暮らしの中にあるさまざまな課題に取り組む「地域のコーディネーター」として、地域コミュニティの活性化に貢献したいと思っています。

長岡 智寿子准教授
[担当科目]生涯学習概論、生涯学習支援論、地域づくり研究 など
学生との関係:専門演習担当教員

長岡 智寿子

心理学の知識を広く生かしていけるように
餅田くんは授業を介して知り得た事例から、社会問題にも興味を持ち、その解決に向けた実践や活動にも関心を寄せるようになったと話してくれました。人間科学部心理学科では、心理学を学びながら社会教育主事任用資格をめざすカリキュラムも用意しています。実習(4年次)を含む全課程の修了者は「社会教育士」という称号を取得できます。心理学の知識を広く地域社会の中で生かしていけるように、専門演習(3、4年生)では、さまざまな地域の活動に触れる機会も提供していきたいと考えています。仲間との交流など、演習の運営にも積極的に参画されることを期待しています。