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社会福祉学科 介護福祉専攻

浦尾 和江 教授

大学という新たな舞台で、自分の「夢」を実現させようとしている高校生の皆さん、介護福祉士は、利用者の尊厳を支え、自己決定を大切にしながらその人らしい生活の実現のためになくてはならない専門職です。大学は受身で知識を詰め込むのではなく、得た知識を主体的に生かし、創造しながら新たな世界を切り開いていく場です。4年間の勉学に加え、地域で行われている先駆的な介護福祉の実践活動を学びながら、社会に出て活躍できるスキルを身につけていきましょう。

主な担当科目

・介護福祉論
・介護総合演習
・生きがい活動論
・介護実習
・生活支援技術ゼミナール

研究テーマ

研究テーマは、アクティビティ・サービスです。従来、福祉施設において、楽しみとして「歌・ゲーム・踊り」などの集団で楽しむレクリエーションが行われてきました。しかし、心身の機能低下や障がいがあって福祉サービスを受けておられる方々は、基本的な日常生活を自立して行うことが難しくなっています。その人らしく毎日の生活を送ること、つまり、生活の中で楽しみや喜び、満足感、生きがいを感じたり、安心して生活できるような環境を整えることが重要です。利用者自身の「心」に着目して「日常生活の活性化」を目指すための援助がアクティビティ・サービスです。 寝たきりや認知症高齢者、重度心身障がい児者をはじめとする多くの福祉サービス利用者へ、心身ともに活性化した生活の実現を支援できる、アクティビティ・ワーカーの人材育成と調査研究を行なっています。

著書・論文

著書:『新訂アクティビティ・サービス 心身と生活の活性化を支援する』特別非営利活動法人アクティビティ・サービス協議会編集(共著 中央法規 2014)『新・介護福祉士養成講座6生活支援技術I 第3版』(共著 中央法規 2014)
論文:「特別養護老人ホームでの介護の目的に合わせたアセスメントツールの開発ー特別養護老人ホームの介護職が導き出す観察視点D.R.I.Pー」(共著 介護福祉学 2013)「介護予防におけるアクティビティの意義と役割」(介護福祉2005)

学位・資格・職歴

学位:老年学修士
資格:介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士、介護支援専門員、認知症ケア専門士
職歴:児童養護施設バット博士記念ホーム(児童指導員)、特別養護老人ホーム福音の家(ケアワーカー、アクティビティ・ディレクター)、老人福祉施設マイライフ尾根道(相談指導員)から、群馬松嶺福祉短期大学、浦和短期大学、浦和大学を経て現職。

社会活動

社会活動:NPO法人東京都介護福祉士会副会長、NOP法人アクティビティ・サービス協議会理事、財団法人労災サポートセンター理事、町田市介護認定審査会審査委員、東京都立八王子東特別支援学校学校運営連絡協議会委員、他