村井 祐一 教授
私の専門は情報処理や電子工学でしたが1997年に社会福祉と出会い、その広がりと奥の深さを経験することで、身近な地域社会への関心や人と人とのつながりづくりの重要性を痛感しました。それ以来、社会福祉領域を基盤とした情報活用技術(福祉情報マネジメント)に関する研究と実践を行っています。大学生活では、本当に興味関心が持てる学問領域を見つけることが何よりも大切だと思っています。それこそが皆さんの強みとなり、魅力につながるからです。学生や社会福祉現場の方々と協力しながら、共に考え、学び、成長していくことを信条としています。
主な担当科目
福祉マインド実践講座 福祉行財政と福祉計画社会 福祉情報論福祉情報マネジメント 論現代情報学コンピュータリテラシー
研究テーマ
社会福祉・保育領域などにおける情報マネジメント技術の向上(福祉情報マネジメント)について研究しています。社会福祉活動に必要な情報をより効率的・効果的にマネジメントして、福祉活動やサービスの質的向上をめざしています。近年は個人情報の適切な利用と保護、福祉記録の活用(ケース記録、業務日誌など)、福祉施設におけるリスクマネジメント、地域の連携・協働の仕組みづくり、社会福祉総合相談支援システムなどについて実践と研究を行っています。
著書・論文
「福祉・介護の情報学 -生活支援のための問題解決アプローチ-」(オーム社2009)「社会福祉・介護事業現場における個人情報保護と情報共有の手引き」(東京都社会福祉協議会 2006)「利用者情報の活用と保護 -実践の中での個人情報の活用と保護-」(鉄道弘済会 社会福祉研究2005)「利用者支援向上のための社会福祉施設・事業者の情報化」(東京都社会福祉協議会 2005)「野球ボールの追跡と到達点の予測」(博士論文 1996)
学位・資格・職歴
学位:博士(工学)
資格:第二種情報処理技術者(現:基本情報技術者)
社会活動
日本福祉介護情報学会(JISSI)副代表理事相模原福祉オンブズマンネットワーク スーパーバイズオンブズマン川崎市子ども子育て会議会長、相模原市自立支援協議会会長川崎市麻生区、横浜市緑区・泉区、青葉区、港北区、相模原市、東京都瑞穂町等の地域福祉保健計画策定・推進委員、他多数